夢の結婚を果たし、幸せな家庭を築くはずが子供が出来ずやむを得ず不妊治療を行う方は世の中にたくさんいます。そして、そのために悲しい思いを背負う方もいるでしょう。世間は不妊治療に対し、どのような印象を持っているのでしょうか。妊娠できない原因は女性にあると思われている方は多いのではないかと思われます。しかし、それは誤った印象なのです。不妊症の約4割は男性に原因があるという調査結果が出ています。この現実が明らかになっても、診療所には女性の姿しか見られないのが当然の事のようになっています。これでは、明らかに妻への負担が大きくなってしまいます。
不妊症の悩みがある場合には夫婦で診療所に行くことで妻への負担を減らすことも出来る事があります。なので、夫も無責任にならず診療所へ赴くことが不妊症解決への最良の糸口となるのです。
そして、夫婦そろって診療所に来ることで不妊症の原因がどちら側にあるのかを特定することで、お互いにかかる負担は大きく軽減されるのです。
どういうことかと言うと、不妊治療にはいくつか方法があるのですが、そのうちの体外受精や顕微授精は卵巣刺激や採卵といった負担の大きい治療を受けることになりますが、これは主に妻側に原因のある場合に行われるもので、夫側に原因がある場合は治療によって自然妊娠出来るようになるのです。
自然妊娠が出来れば、夫婦にとってはこの上ない問題解決になるでしょう。しかし、夫側に原因がある場合にも多少の問題が生じてきます。具体的には、全国に男性不妊症の専門医が46人しかいないという事です。
当然、治療する場合には半年以上待たなければならないというケースも少なくありません。こういった問題を抱えているとはいえ、診療所に夫が赴かないのはあまり良いこととは言えません。
原因がどちらにあるにせよ最終的に子供を出産するのは妻なのです。
なので夫は、出来ることが無くとも見守るのが義務と言えるのではないでしょうか。近年では、男女差別という問題に目が向けられ、女性が権利を獲得することで活躍する場が増えています。しかし、法や制度では解決出来ない問題があり、不妊症から生じる問題はその代表例でしょう。
そんな中でも、世間の誤解や男性の認識の甘さなどは変えていける要素であり、問題解決の糸口となり得ます。まずは、人々が正しい知識を持って、正しい判断を行わなければなりません。そして、不妊症のような問題に悩む男女の負担が少しでも減らせるよう心がけることが大切でしょう。